【報告】いまのネパールの姿を知る

1.開催日:7/29(火)18:30~20:30
2.参加人数:16名
3.開催に至ったきっかけ:ネパールへの教育ボランティア留学などで、現地に行った大学生の体験談を通して、「いまのネパールの姿」を伝え、みんなで共有したいと思ったから。
4.授業の内容
留学に行った3名の学生が3ブースに分かれて、「生活」「教育(小学校)」「食文化」について小グループで説明し、参加者は順にお話をきかせて頂きました。
【生活】
日本では見られない以下の光景たちに驚きました。
①電柱が傾いている
②バスの上に人がいる
③キッチンが最上階にある(ネパールの家は細長く、3階建てないし4階建てが基本)
④洗濯物は井戸を使うスタイルで手洗い(インフラが整備されていないため)
⑤夕食時はライスではなく、粉と水で溶かしたロテを食している
この中から私は③が印象に残りました。キッチンが最上階にあるといった構造が現地ならではと感じたのは当然なのですが、床にコンロを置いて、揚げ物を作るなど座って調理するスタイルにも驚きを感じたからです。
【教育(小学校)】
学生はバクタプルの小学校で日本語や文化を教えてきたようです。
1000人ほど在籍している私立の一貫校で、上は2歳から下は高校1年生までと年齢差が10歳以上もあり、日本学校との違いを感じました。
学生さんが教えていたのは4〜7年生(日本で言う小3〜6)の計11クラスで、1クラス30人もの生徒さんを担当していたそうです。クラスの雰囲気については、賑やかで自由だといった印象を受けました。しかし、騒々しいようすだけでなく、「JAPAN’S FLAG」の文字が書かれた手紙を先生に渡しているようすなど違った姿も見れました。
【お祭り】
ネパールでおススメしたい(特徴的な)3つのお祭りについて紹介がありました。
それが、①ダサイン②ティハール③ホーリーです。
特に「ダサイン」については、日本で言う正月で健康や幸福を祈願するおめでたい一面もある反面で、ヤギの首が生贄されるショッキングな一面もある祭りだと知り、誰もがも生と食を大切にしないと、と実感させられる瞬間でした。
5.参加者の感想
日本文化との違いが知れたことや、ネパールを知るきっかけになってとても良かったです。
大学生の今回の授業内容や、伝え方がとてもわかりやすく感動しました。私自身、インド色が強いイメージがあると思っていましたが、そうではなく、トマトやレモンを入れていることから甘酸っぱい料理が食べられるなどの違った楽しみがあると知りました。
<次回のアナウンス>
8/30(土)に「ネパールの『食』や『音楽』!五感で感じる体験型イベント」が開催されます。現地の人たちも来る予定なので、お楽しみに!
担当者:上田 朝陽(まちがくレポーター)