講座レポート

スポーツの授業②~文化祭「モルック体験」~

10月11日の10時から12時に、武庫川女子大学において、第2回のスポーツの授業を実施しました。
今回の授業では、「モルックのルールや楽しみ方を知ってもらい、世代の異なる人たちと交流し、楽しむスポーツの価値を知ること」を目的として活動を行いました。前回の授業では、「プレみや」についての学びやモルック・ボッチャ体験を通じて多世代交流の意義を実感しており、今回はその学びを発展させる形での実践となりました。

 当日は、85歳から3歳までという非常に幅広い年齢層の方々に参加していただき、モルック体験を行いました。「Machigaku」入学者だけでなく、武庫川女子大学の学園祭に来ていた方々も飛び入りで参加して下さり、普段は関わることがないような方との交流ができました。初めて会う人同士でも、チームを組んでゲームを楽しむうちに自然と会話が生まれ、年齢や立場を超えた交流が生まれていたことが印象的でした。特に、子どもたちと高齢者の方が一緒に声を掛け合いながらプレーする姿からは、「スポーツが世代をつなぐ力」を強く感じることができました。

 モルックはルールが簡単で、力の差が結果に大きく影響しにくいため、誰もが平等に楽しめるスポーツです。実際にプレーしてみると、得点を競いながらも笑いが絶えず、世代を超えて一体感が生まれていました。また、参加者からは「社会人になるとスポーツを楽しむ機会が減っていたが、久しぶりに体を動かせて楽しかった」「さまざまな世代と交流できる貴重な機会だった」「初めてモルックを体験したが、とても面白く、また挑戦したい」といった感想が寄せられました。これらの意見からも、今回の授業が目的として掲げた「世代を超えた交流の促進」や「スポーツの楽しさの再発見」に確かに寄与できたことが分かります。

 今回の活動を通して、私自身もスポーツを単なる競技としてではなく、人と人とをつなぐコミュニケーションの手段として再認識することができました。特に、モルックのようにルールが簡単で準備も少なく、誰でも気軽に参加できるスポーツは、地域コミュニティの活性化や多世代交流の促進に大きな可能性を持っていると感じました。今後もこのような機会を通じて、地域の人々が年齢を超えてつながり合い、互いに学び合える場を広げていくことが重要だと考えます。

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