【報告】「家族の介護が始まったら、どうする?~仕事やめる、続ける?」を開催
昨日(9月13日)夜に、「まちCaféなごみキャンパス」にて参加者8名の方々と開催いたしました。
講師には、長年のケアマネージャー歴があり、さらに「産業ケアマネージャー」の資格も有する村松育子さんが務め、受講者ともども介護を巡る様々な問いかけをお互いに話し合い、学び合いました。
そもそもこの「産業ケアマネージャー」という資格は、昨今増加する働きながら介護をする人(ビジネスケアラー)を支えていく必要から誕生したもので、介護に直面しても安心して働き続けられるよう企業と従業員を支援する介護の専門家です。
一人ひとりの自己紹介から始まり、最初に投げかけられた問いは「どんなことをするのが介護か?」
皆さんからは、おむつの交換、食事を食べさせる・・・?でもそればかりではなく、幅広い内容が介護ということを学びます。
その上で「育児・介護休業法」という大元にある法律の話から、並列にされても「育児」と「介護」がどう違うのか?このあたりから「介護の本質」に迫っていきます。
そして、「介護に向けて、準備しておくと良いことは何か?」、さらにいよいよ本題「介護に直面したらどんなことに留意すれば良いか?」と学びは深まっていきます。
受講者の中には、最近になってお身内が倒れられて、介護が始まった、しかも遠距離での介護という切実な方もおられ、皆さん、懸命に話し、ノートをびっしりと取られていました。
最後に講師からは、大切なポイントのまとめとともに、「介護について考えることは、自分のこれからを考えるきっかけになる」とのメッセージで授業を締めくくられました。
実は、介護について本音を語り合い、こうしたポイントを学べる機会は意外に少ないものです。それだけに受講された皆さんは充実した面持ちで会場を後にされました。
◆授業コーディネーター;村松賢一