講座レポート

【報告】西宮阪急xまちがく「百貨店の若手従業員との実践で学ぶ、企画体験講座」 第2回を開催

「グループで話すと、自分ひとりで考えていることは狭いと気づく。人と話すことで思いもしなかったところに想像が広がり、だんだん顧客像が見えてきて楽しい。」
7月5日(金)、西宮阪急さんとまちがくが協働で企画運営するスペシャル授業「百貨店の若手従業員との実践で学ぶ、企画体験講座」の第2回講座受講者の感想です。

本授業は、まちがく受講者と西宮阪急若手従業員がチームとなり、百貨店のマーケティングやイベント企画を学びながら、企画した集客向上アイデアが実際の売り場で実現されるという、20-30代限定のプロジェクト型授業です。
来年3月まで全9回を予定しており、今回はその2回目「プロジェクトにおけるペルソナ(ターゲットの詳細な人物像)設定」に挑みました。

本講座で企画する集客ターゲットは20-30代女性です。グループワークでは『学生』『独身の社会人』『子育て中』の3タイプを選び、家族構成やライフステージ、来店動機などを想像してタイプ毎の顧客像を描いていきました。

「『子育て中』の方には、平日昼にベビーカーを押して来店する主婦も、仕事帰りに夕食を買いに寄るワーキングママもいる。重なるニーズも違うニーズもあるはず。」
「『学生』は、自分のものを買うよりも、家族や友達へのプレゼントを選ぶための来店が多いのでは。」
「『独身の社会人』だと、自分へのご褒美選びが一番かな。」
それぞれのグループの中で妄想が広がって、顧客像やニーズが具体化していきます。

地域密着型の百貨店では、単に面白い商品を並べるだけでは十分ではなく、自店の商圏のお客様像を的確にとらえ、お客様が求めているもの、お客様にとってベストなものは何かをとことん考えることが、企画を成功に導く基礎になります。
次回の講座では、想定した顧客のペイン・ゲイン(どんな痛みを取り除くか・どんな効果が得られるか)を検討します。

◆まちがくコーディネーター 中川智子

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